当店の技術がまだまだ未熟と承知の上でのお願いです。
ご購入いただいた新品のフレームも、お持込みのフレームも、
どちらも “2回” 調整させていただきたいのです。
最初の調整から丸2日程度 実際に掛けて使っていただいた後、
誠にご足労なのですが、もう一度調整させていただきたいのです。
理由は、
フレームの材質・形状にもよるのですが、一度の調整では精度が出にくいのです。
・熱して曲げたプラスチックの曲げ戻り。
・実際に動いて(咀嚼など)使用することによる骨格との差異。
使ってみて全く気になる箇所が出てこなければ、もちろんお越しいただく必要はありません。
そうでない場合は、ご面倒をお掛けすること重ねてお詫び申し上げます。
しかしながら、
Barcaのフレーム調整における大事なコンセプトが、ここにあります。
以前から自分自身なんとなく感じてはいたのですが、先日あるお客さまと話していて はっきり気づきました。
眼鏡の調整とは、
“フィッティング” よりむしろ、”チューニング” に近い。
楽器の調律をイメージください。
より良い音色を出す為に、楽器・奏者・調律師 が存在する。
その為には、
2回と言わず3回でも4回でも微調整を続けます。
眼鏡を掛けられる全員が、眼鏡という道具にそこまでの精度・快適性を求めないかもしれません。
ただ、Barcaという眼鏡店は、店主である私の性格も相まって、
眼鏡という道具が掛けるその人にとってより快適であり、より気分を上げる道具としてお使いいただけるよう、今後も突き詰めて参ります。