一日遅れの投稿となりましたが、
昨日で Barca開業から丸8年となりました。
月並みで誠に恐縮ですが、
これまで応援してくださった多くの皆さまに、改めて感謝申し上げます。
ありがとうございます。
話題は、新型コロナウイルスに移ります。
8年の間に店の移転などもありましたが、一番大きな変化でしょう。
先日SNSで吐露したのですが、
一時期、今後の店の継続に大きな不安を抱きました。
幸い、あるきっかけを得て、不安は解消されました。
現在、今後 Barcaを存続してく上でのコンセプトを練り直しております。
以下、
まだ下書きですが、どうかご一読ください。(随時、加筆・訂正を加えていきます。)
余談からで失礼します。
ウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領をご存知でしょうか?
彼が国連の会議で演説したのは8年前。ちょうど Barcaオープン翌月のことでした。
衝撃を受けました。
特に以下の一節、
「 人間は発展する為ではなく、幸せになる為に生まれてきた 」
この言葉、
何度見返しても涙が出ます。
しかしながら、
行き過ぎた消費経済を改めていこう、という彼の考え、
当時 小売業をはじめたばかりの私にとっては、強烈なジレンマとなりました。。
話を戻します。
ジレンマを抱え悶々と商売を続けていた折に、コロナウイルスがやってきました。
これから先、大変な不況が訪れるでしょう。
ただでさえ、ネットを介した買い物が中心となりつつある昨今、
極めて小規模な小売業が生き残っていくのには、物凄く大変な時代となるでしょう。
どうやって生き延びるか考えました。
腹をくくりました。
今まで内に秘めてきた眼鏡の仕事に対する思いを前面に掲げることにしました。
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新しい眼鏡・サングラスを簡単に売らない。
仮に大切に使ってきた眼鏡が壊れたり、合わなくなったのなら、
それを修理・調整し、より快適な状態に戻すことを主たる業務とする。
どうしても新たな眼鏡が必要な場合は、
その人にとって長く大事に使える眼鏡が見つかるよう、最善を尽くす。
▲
もう少し細かく書きます。
・眼鏡を買う意思がない方が、遠慮なく来店出来る店でありたい。(他のお店で買った眼鏡も遠慮なく持込める眼鏡店)
・眼鏡(モノ)を大事にする人たちから、必要とされ、愛される店でありたい。
・ただし、大事なのは “持続” すること。(お客さまにとって。店にとって。双方の信頼関係にとっても。)
・今後 眼鏡・サングラスを仕入れる際は、その方にとっての用途を明確にする。
例)『丈夫で長持ちする』『一般的に見て”似合う”(バランスが取れている)』『掛けると気分が上がる!』etc
ひとまず、ざっと以上です。
まだまだ具体的な施策とは言い難いです。
特にどのようにして継続していく為の資金を得るか。
単純な工賃の値上げはしたくないのです。
夢物語と笑われるかもしれませんが、
儲け過ぎない・蓄え過ぎない、という約束の元に、
修理・調整の工賃にプラスして “応援金” を頂けないか。
応援してもらえる店とはいかなる店か。
それは店主である私自身の人となり・生き方も含めて見定められることでしょう。
ただ昨年からSNSを始めてみて、
「なんか気になって」とか、「なんか面白そうな店だから」と言って来られる方が増えました。
店の人自身が商品か。
いや、、そらあプレッシャーです。。
でも逃げも隠れも出来ませんね。
ですが、ここに誓います。
決して消費経済自体を否定はしません。
ですが、明らかに行き過ぎてバランスを崩している。
是正したい。
日本の中規模都市で働くいち眼鏡屋として、極めて微力ながら。