Aperitivo (アペリティーボ)

ミラノでの気づき第六弾です。

続きの書き込み遅くなりました。><
やっとこ身辺落ち着いて参りました。^^;
 

Aperitivo (アペリティーボ) とは、
フランス語の Apéritif (アペリティフ) と同義。
直訳すると 食前酒 です。

ですが今回の意味は、日本でいう ハッピーアワー 。
「 19時まで生ビール300円!! 」
こっちの意味です。笑

イタリアの仕組みは独特です。
時間はだいたい 18時〜21時 くらいまで。
1杯飲み物を注文すると(約6〜8ユーロ)、
ビュッフェ形式の食べ放題が付いてくる仕組み。
(2013年3月現在 1ユーロ=約125円)
ミラノ発祥だそうです。

色んな料理が食べれるので旅行者にはありがたいです。
特徴として、客層が若い。(おおよそ20〜40代が中心)
これがサブタイトルにつけた
「若者のバール離れ」
の要因のひとつと見られています。

もちろんアペリティーボの存在だけが要因ではないでしょう。
FacebookをはじめとするSNSの存在も大きいとのこと。

イタリアのバールが持つ、コミュニティとしての役割、
わたしは個人的に日本にはないとても羨ましい特徴と感じました。

時代の流れとともにコミュニケーションの取り方が変化していくのは
当然のことかもしれませんが、寂しくも感じます。
 

年度末

年度末、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
こちら、店が忙しいというか、身辺に色々変化があり
バッタバタでございます!><

なかなか暖かくなりきらない北海道、
どうか体調崩されませぬようお互い注意していきましょう!
 

眼鏡屋さんの白衣

ミラノでの気づき第五弾です。

タイトルのわりに重いテーマに発展しますので
どうかサラッとお読みください。^^
 

ミラノ市内の眼鏡屋さんを見て歩き、
特に気になったことがあります。

「みんな白衣着て仕事してるんだな〜」

昨年から合わせると20軒近くチェックして回りました。
そのほとんどのお店で白衣を着てました。
おしゃれっぽい眼鏡屋さんも含めてです。

気になって調べてみると、
イタリアで視力検査をして度付きの眼鏡を売るには、
国家資格が必要だそうです。
医師とは違います。日本の薬剤師に近い位置づけでしょうか。

そういえば、
イタリアの眼鏡屋さんの看板、ほとんどの店が店名より大きく
「 Ottica 」
と書いて掲げています。
Barcaの店名の由来の単語で、英語の Optical と同義。
平たく訳すと、
「度付き眼鏡」
といったとこでしょうか。

サングラス専門店と分ける為かと思ってましたが
白衣の件と合わせて考えると、
「我々は度付き眼鏡を売ることができる店」
という意味が込められてるのかもしれません。
 

対して日本では、
度付き眼鏡を売るのに国家資格はいりません。
とゆうか、そもそも公的な資格がありません。

眼鏡にまつわる日本で唯一の資格に
「認定眼鏡士」
という資格があります。
出来てから50年以上経つ歴史ある資格です。
わたしも通信制の眼鏡学校で所得しました。
ですが、
店の前面に掲げる気にはなれません。
悲しいかな、国家資格でもなんでもないからです。

 
視力検査
(眼の外でレンズの屈折力によって視力を矯正する為の検査)
が日本で法整備されない要因はなぜか。
そこには、
「資格化によって利を得る者」「資格化によって利を失う者」
両者の綱引きの歴史があります。

そのへんの詳しい内容、個人的な思い、
話したいこといっぱいあります!
ですが、大人の事情でここには書きかねます。
ご興味のある方はゆっくり店で。^^
 

モノの値段の違い

ミラノでの気づき第四弾です。

こちらはわりと客観的です。
 

イタリアの物価についてですが、
基本的に日本とあまり大きな違いは感じません。

宿泊、交通、飲食、衣類、雑貨類、眼鏡、etc

当然日本と同じように、同じ街の中でも地域によって
多少の価格差はありました。
地元の人に聞くと、ユーロが導入されてから全体的な
物価は上がったそうです。

ただ、日本と比べて明らかに値段の違うモノもありました。
日本よりはっきり高いモノは見つけられませんでしたが、
安いモノはいくつか見つけました。

バールのコーヒー、ワイン、チーズ です。
 

イタリアで単にコーヒーと言えば、基本「エスプレッソ」。
立ち飲みだと、だいたい 1ユーロ。
中には 0.90ユーロの店もありました。
(2013年3月現在 1ユーロ=約125円)

決してインスタントではありません。
イタリア人、コーヒーには特にこだわりのあるお国柄。
どのバールに立ち寄っても、しっかり気圧のかけれそうな
ごっついエスプレッソマシーンが鎮座してました。

そもそもイタリアでは10年くらい前まで、
バールで出す「立ち飲み」のコーヒーの値段について
各州の条例で上限が決められてたそうです。
ただし、
「椅子に座ると」いくら値段をつけてもよかったとのこと。
その慣習は今も残ってる様子。
 

ワイン・チーズに関してもお国柄でしょうか。
そもそも消費量が日本とは格段に違うのは想像つきますよね。

昨年もそうだったんですが、
宿泊先のホテルの近所で安いスーパーを見つけ、
ワイン・チーズを買い込み、夜一人で晩酌してました。
 

この紙パック入のワイン、1Lで1.20ユーロです。
美味い!とは言いにくいですが十分飲めるレベルでした。
他にも、生産年・産地が明記されていて5ユーロ以下のものが
たくさん並んでました。
 
チーズはそれぞれ 1.85〜2.61ユーロ。
値段もさることながら、カットがでかいです。
(パックの豆腐みたいなの、モッツァレラチーズですw)

チーズ売り場で、商品横に手書きの値札が書かれており、
 「 18.55 」
わりと高いなぁ・・ と思いつつよく見ると、
1kgあたりの値段でした。
ワインよりむしろチーズ好きの自分としては嬉しい限り☆
 

最後に1つアドバイス。
ヨーロッパへ格安旅行される方へ。
ぜひ「栓抜き」をお持ちください。

現地で買うとわりと高いです。
去年気づいたのに、今年も忘れてしまいました。^^;
 

料理も札幌の方が・・(??)

ミラノでの気づき第三弾です。

こちらも極めて『主観』の感想です。
その点どうかご理解の上お読みください。
 

今回、3日間のイタリア滞在で、
5軒の飲食店に入り食事をしました。
 
(結論の前に前提を・・)

オッサン一人で行ってます。
きちんとしたディナーを楽しむ勇気はありませんでした。
気軽に入れるお店、もしくは、
ちょっと高そうなお店のランチを頂いてきました。
1回に使った金額は、千円〜3千円程度です。
 

ぶっちゃけます。
同じ金額出すなら、札幌のイタリア料理屋さんの方が
ずっと美味しいと思いました。
 

もちろん味覚の話ですので、極めて個人的な感想です。

ミシュランで星のつくような高級店は全く別かもしれません。
 

国内で比べた際の、札幌の飲食店の競争の激しさは
以前からも感じていました。

札幌、
価格の上限を決めて比べるなら、
味、選べる数ともに「世界」に誇れる食の街かもしれない。
今回改めてそう思いました。

少なくとも、自分の心持ちとして、
地元での食事が「以前より得してるようで楽しくなった」のは
間違いありません☆
 

アーティストを排出する下地

ミラノでの気づき第二弾です。

こちらもおもっきり『主観』で書いてます。
どうかご了承ください。
 

ルネサンス発祥の地であるイタリア。
街をちょっと歩けば彫刻などの芸術作品に至るところで
出くわします。
アートが日常と極めて近いところにあるように感じます。

アーティストを生み出す下地としては、
日本より遥かに恵まれた環境と言えるのかもしれません。
 

前回の話題に戻りますが、
日本人に比べイタリア人、普段着ている服装に関しては
おしゃれに対する意識(見られている意識)が
低いように感じました。
それに対し、
建物の外観などに関しての意識は、調和を大切にしていて
日本よりずっとずっとおしゃれに感じました。

 
今回イタリアの街を歩いててつくづく考えました。
「おしゃれってなんだろう・・」

今んとこの私の答えは、
「他との調和を楽しむこと」
 
独りよがりでは、どんなに本人が楽しんでいても
“おしゃれ”とは言わないと思います。
他との調和が上手でも、本人が楽しんでいなければ
“おしゃれ”とは言わないと思います。

眼鏡屋としては、
「服と眼鏡」だったり、「帽子と眼鏡」だったり、
他の物と眼鏡の『合わせを楽しむ場』を提供したい。

今後どう変化していくかわかりませんが、
今んとこ、そう考えながら店づくりを楽しんでます。^^
 

“終了” ゆる飲み Vol.2

昨日、無事帰国。
Barca、通常営業に戻りました。

 
夜、今年2回目の「ゆる飲み会」でした。
 

持ち帰った品々、比較的ご好評でほっとしました。^^;

 
反面、帰国直後で刺激が生々しい分、
勢い余って、わたしばかりしゃべってしまい、
失礼しました。><
 

お陰さまで昨晩も遅くまで賑やか♪

お集り頂き感謝です☆
特に勇気を出して初めて来てくださった皆さま、
ありがとうございました!
 

次回は来月の第4土曜、4月27日を予定しております。^^
 

日本人の方がおしゃれ(??)

本日3月8日も店の都合でお休み頂いております。
明日から通常営業に戻ります。
 

現在、無事ミラノを発ち、ドバイにて乗継ぎ待ちしてます。
 

ミラノでの気づき第一弾です。

海外に出るとよく言われることかもしれません。
外から見ると日本の優れた点に気づく。

中にいるとなかなか見えないことってありますよね。
 

ミラノの街を歩き回ってまず感じたこと、

「 日本人の方がおしゃれじゃね? 」

もちろん、あくまで『主観』です。
 

イタリア・ミラノ のイメージと言うと、
「ミラノコレクション」に代表されるファッションの街。
もしかすると、
これ自体わたしが勝手にイメージを膨らませ過ぎたもの
なのかも・・・

もちろん めちゃお洒落な人もいます。

ですが、
平均値という視点で捉えてみると、、
日本の人の方が平均しておしゃれなように感じました。
“意識が高い” というか・・

しかも東京ではなく、
北海道・札幌に住むオッサンが言っちゃってます。><
 

ただ、1つだけ付け加えときます。
もしかすると、
自分自身も含め、

「 他人の目を気にしすぎているのかもしれない 」

そうも感じました。

 
わたし自身の中に生まれたこの気づき、
今はまだ上手く表現できません。上手く伝えられません。
ただ、なんとなくですが、
眼鏡屋として今後もお客さまと接していく上で、
とても大切な何かが隠れているような気がしてなりません。
 

なんだか堅い話になっちゃって失礼しました。^^;
 

Milano を歩いて

本日3月7日も店の都合でお休み頂いております。
( 明日まで休業 )
 

昨日は、歩き疲れたのと、酔いが回ったのとで
ホテル着くなりほぼ即寝してしまいました。^^;

今日は昨日ミラノの街をぐるぐる歩いてきて感じたことを
書こうと思ったのですが、、
気づいたら内容が多すぎますww

以下に、ひとまずテーマだけ列記しておきます。
こちらを見て頂くお客さまの為、
とゆうよりは、、
来年の MIDO(ミド) にも行く予定なので
今年の気づきを自分が忘れない為、
残しておこうと。^^;
 

 ・日本人の方がおしゃれ(??)

 ・アーティストを排出する下地

 ・料理も札幌の方が・・(??)

 ・モノの値段の違い

 ・眼鏡屋さんの白衣

 ・アペリティーボ(若者のバール離れ??)

 ・すんごい活気のバール

 ・ガリバルディ駅からブレラ地区へ
  (alain mikli ミラノ店)

 ・ナヴィリオ地区近辺(眼鏡屋密集)

 ・夜のジェエラート☆
 

明日以降ひとつずつやっつけていきます。笑
 

ドタバタの仕入旅も今日が最後。
本日午後の便で帰国します。^^
 

Genova (ジェノバ)

引き続き仕入旅の速報です。
Barcaらしからぬ、
ブログらしいブログをお楽しみください。笑

 
予定通りジェノバに行って参りました。
ミラノから列車で約1時間40分。
札幌から旭川くらいの距離です。

ぐるっと海に囲まれたイタリアにあって、
中世から続く最大の貿易港がジェノバ。

海好きなもので、イタリアの街の中でも
ぜひ地中海を臨む港町を一度見てみたかったんです☆

ただ、初地中海、
ジェノバ港が想像を遥かに超える貿易港だった為、
期待してた海岸線はほとんど見当たりませんでした。^^;


 

街並としては、小樽を巨大にしたような坂の街です。


 

ヨーロッパ最大と言われる旧市街。
路地裏を思う存分探検しまくれることこそ、
男一人旅の醍醐味かもしれません。笑


 

イタリアの街並、色調がキレイで大好き!
テンション上がります。とても刺激をもらいます。
この刺激が旅の最大の目的かもしれません。


 

最後に旅に付き物の食べ物ネタを。笑

ジェノバ名物の、バジルと松の実からつくるソース、
通称「ジェノベーゼ」をからめたパスタです。
パスタの形状もジェノバ発祥で、
トロフィエ trofie と言うそうです。
 

市場でジェノベーゼの瓶詰を仕入ました。

9日の「ゆる飲み」でバゲットを用意しますので、
ぜひ塗って召し上がってみてください。^^
軽めの赤ワインあたりと合わせるのがいいのかな・・☆