眼鏡屋さんの白衣

ミラノでの気づき第五弾です。

タイトルのわりに重いテーマに発展しますので
どうかサラッとお読みください。^^
 

ミラノ市内の眼鏡屋さんを見て歩き、
特に気になったことがあります。

「みんな白衣着て仕事してるんだな〜」

昨年から合わせると20軒近くチェックして回りました。
そのほとんどのお店で白衣を着てました。
おしゃれっぽい眼鏡屋さんも含めてです。

気になって調べてみると、
イタリアで視力検査をして度付きの眼鏡を売るには、
国家資格が必要だそうです。
医師とは違います。日本の薬剤師に近い位置づけでしょうか。

そういえば、
イタリアの眼鏡屋さんの看板、ほとんどの店が店名より大きく
「 Ottica 」
と書いて掲げています。
Barcaの店名の由来の単語で、英語の Optical と同義。
平たく訳すと、
「度付き眼鏡」
といったとこでしょうか。

サングラス専門店と分ける為かと思ってましたが
白衣の件と合わせて考えると、
「我々は度付き眼鏡を売ることができる店」
という意味が込められてるのかもしれません。
 

対して日本では、
度付き眼鏡を売るのに国家資格はいりません。
とゆうか、そもそも公的な資格がありません。

眼鏡にまつわる日本で唯一の資格に
「認定眼鏡士」
という資格があります。
出来てから50年以上経つ歴史ある資格です。
わたしも通信制の眼鏡学校で所得しました。
ですが、
店の前面に掲げる気にはなれません。
悲しいかな、国家資格でもなんでもないからです。

 
視力検査
(眼の外でレンズの屈折力によって視力を矯正する為の検査)
が日本で法整備されない要因はなぜか。
そこには、
「資格化によって利を得る者」「資格化によって利を失う者」
両者の綱引きの歴史があります。

そのへんの詳しい内容、個人的な思い、
話したいこといっぱいあります!
ですが、大人の事情でここには書きかねます。
ご興味のある方はゆっくり店で。^^
 

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